秋田県内のお祭り

→祭りのリストへ→ホームへ

         たいへいみ よ し

 ぼんでん(秋田市太平三吉神社)

1月17日


梵天(ぼんでん)とは?

 梵天とは,遠目でも見えるように大きく作られた御幣のことである。県内には四季を通じて,ぼんでんを産土(うぶすな)神に奉納する行事があり,その形や飾り,奉納の仕方などは各地様々である。                   
 秋田市太平の三吉ぼんでんは,2〜3mの杉の丸太に大きな円筒の竹篭をかぶせて,その上を布や五色の紙で包み,上部に紅白や青白の太い布鉢巻を結んでいる。さらに小鈴を結わえた三角の布のお守りを胴体につける。          

神様の力が宿っている三角形のお守り

★観衆も先を争って
幸運をもぎ取ろうとする
(クリックで動画スタート)

三吉神社の「喧嘩ぼんでん」

 秋田市赤沼の三吉神社の里宮では,毎年初縁日の1月17日にぼんでんが奉納される。 威勢よくホラ貝を響かせ,道行き歌の「三吉節」を歌いながら,町内ごとにそろいの半纏(はんてん)・鉢巻姿の若者達が色鮮やかなぼんでんを振りかざす。その先頭は「村札」と呼ばれる祈願札を掲げている。                    

 他町内のぼんでんが押しかけてきた途端,「ジョアサー,ジョアサー」の掛け声も勇ましく,参道に集まった参拝者や観衆を押し分け,石段を我先に駆け上がっていく。                                   
 「最初にぼんでんを奉納すると一年間の御利益が得られる」といわれている為,それぞれの担ぎ手が先陣を競うのである。「喧嘩ぼんでん」「荒ぼんでん」といわれる所以である。本殿前では,数本のぼんでんがいっそう激しい押しあいへし合いを繰り広げる。

 さあ、始まった!
続きは動画でご覧下さい

‥このダンゴ状態の梵天は
無事に奉納されるのか?
(クリックでスタートします)


三吉神社について                          他所のぼんでん

 太平山三吉神社は,大己貴神・少名彦神,そして「みよしさん」「さんきちさん」と呼ばれ親しまれている三吉霊神(土地神)が祀られている。
 三吉霊神は大力の荒神で,人々に幸福をもたらすと言われている。「ダイダラボッチ」という名前での怪力伝説も伝えられる。奉納の先陣取り合戦は,荒くれの三吉霊神が喜ぶ見物なのであろう。

★奉納の様子(動画) 1本奉納(前編)
1本奉納(後編)
2本奉納

 山頂(標高1,171m)の奥宮は,天武天皇(673〜686年)の白鳳2年に役行者小角(えんのぎょうじゃおづの)により開山。桓武天皇の治世(781〜806年),坂上田村麻呂が蝦夷征伐を祈願して戦いに勝ったので堂宇を建立したといわれる。
 以来,修験道場として多くの登拝者を集めてきたが,高山にも劣らない急峻な登拝路の為,1868(慶応4)年,藩主の祈願所として現在の場所に里宮を築造した。もとは8代藩主佐竹義敦によって建てられた雪見殿の跡地である。

 「かまくら」と同時期に行われる横手・旭岡山梵天(ぼんでん)は,円筒の形が三吉ぼんでんと同じであるが,纏(まとい)のような頭部の飾り,布の配色,全体の形に特色がある。「見せるぼんでん」として趣向を凝らしていて,奉納前日には意匠コンテストが行われる。

横手市へのリンク
http://202.217.78.94:80/yokote/


 寒中の雄物川を渡って,対岸の伊豆山神社に奉納する大曲市花館の川渡り梵天(ぼんでん)も,雪と川と美しいぼんでんとが描かれた絵画のような風情である。

大曲市へのリンク
http://www.obako.or.jp/omagari/index.htm

関連リンク

秋田市 http://www.city.akita.akita.jp/

→祭りのリストへ→ホームへ