郷土資料担当おすすめ本

秋田県に関する資料の中から、月に一冊おすすめ本を紹介しています。

(おすすめ本は毎月、郷土資料担当おすすめ本コーナーに展示しています。)

『中川原信一のあけび籠』

 堀惠栄子/著  白井亮/写真 文藝春秋社/発行  2019.3


 横手市に暮らす中川原信一さんは、籠作りを専業とする数少ない職『中川原信一のあけび籠』人です。蔓採りから籠編みまで分業されることが多い中、彼は全工程を一人で行っています。注文しても数年待ちという人気の籠は、自然に対して感謝の気持ちを忘れず、丁寧に仕事をする姿勢から生まれます。 本書は、そんなあけび籠に魅せられた東京のギャラリー店主が綴った中川原さんの半生の記録です。
 おすすめ本コーナーでは、このほかの秋田の手仕事についての資料を展示・貸出します。

展示期間:2019年5月9日(木)~2019年6月4日(火)

佐々木利子

『「秋田のターシャ」と呼ばれて』

  佐々木利子/著  主婦と生活社/発行  2019.2

  アメリカの絵本作家ターシャ・テューダーは、園芸家としても知られ『「秋田のターシャ」と呼ばれて』、自然の中で季節の植物を育てながら自給自足の生活を送りました。鳥海山の麓、にかほ市大竹にも「ターシャの庭」と呼ばれる場所があります。そこに住む佐々木利子さんは、「自分が生きるため」にたったひとりで竹藪を開墾し、ガーデンカフェを開きました。周囲に反対されながらも諦めずに自分の信念を貫いてきた彼女の姿は、庭に咲く花々とともに来た人の心を癒やします。庭仕事や花についても季節ごとに説明されているので、興味のある方はちょっとしたことから真似してみてはいかがでしょうか。
  おすすめ本コーナーでは、このほかの植物やガーデニングなどについての資料を展示・貸出します。

展示期間:2019年4月4日(木)~2019年5月7日(火)

佐々木利子

『美酒復権 秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦』

一志治夫/著 プレジデント社/発行 2018.12

 それぞれの事情で地元に戻り、試行錯誤していた秋田醸造、山本『美酒復権 秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦』合名、福禄寿酒造、新政酒造、栗林酒造店という5つの蔵の若手が出会い、2010年に「NEXT5」というグループを結成、一つのブランドとして酒を造り、話題となりました。本書には彼らの出会いと挑戦だけではなく、そこに至るまでの各々の苦労や事情などが詳しく綴られており、これまでの活躍が努力の賜物なのだと知ることができます。
 おすすめ本コーナーでは、このほかに秋田のお酒や発酵文化について知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

展示期間:2019年2月7日(木)~2019年3月5日(火)

『物書きブライ漢 杉田瑞子 秋田出身の芥川賞候補作家』

石塚政吾/著 新典社/発行 2018.11

 秋田県出身の芥川賞受賞作家としては石川達三が知られていますが、受賞までは至らずとも候補として挙げられた優れた作家は他にもいます。それは第59回芥川賞候補になった杉田瑞子です。彼女の人生と作品を、金子洋文に宛てた手紙などをまじえ、たどっているのが本書になります。
 おすすめ本コーナーでは、そのほか秋田県出身と秋田ゆかりの芥川賞、直木賞受賞および候補作家の作品を展示・貸出いたします。

展示期間:2018年12月21日(金)~2019年2月5日(火)

物書きブライ漢 杉田瑞子 [303KB]

『菅江真澄と内田武志』

石井正己/著 勉誠出版/発行 2018.8

 菅江真澄の著作を現代語訳し、より身近なものとして世に知られるきっかけを作ったのは、不治の病、血友病のためにほとんど横になったままの内田武志でした。柳田国男や渋沢敬三、宮本常一らの協力のもと、妹ハチに支えながら、彼が研究に没頭するに至った経緯が綴られています。さらに没後190年をむかえ、これから菅江真澄をいかに地域資産として世界に発信していくべきかが提案されています。
 おすすめ本コーナーでは、内田武志の著作のほか、菅江真澄とその研究について知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

展示期間:2018年11月8日(木)~2018年12月9日(日)

菅江真澄と内田武志

『美術屋百兵衛 No.46(2018 Summer)』

麗人社 発行 2018.7

 各号で47都道府県のうち一か所を取り上げ、美術を中心にその地域の文化を取り上げる『美術屋百兵衛』。今回は、秋田蘭画や県内の美術館といった美術情報に加え、豊かな自然や食、文化、工芸品についての視点から見た秋田が特集されています。
 おすすめ本コーナーでは、本誌で取り上げられている秋田の美術や文化について知ることのできる資料を、あわせてご紹介します。

展示期間:2018年10月4日(木)~2018年11月6日(火)

美術屋百兵衛 No.46(2018 Summer)

『報道写真集 金足農 感動の軌跡』

秋田魁新報社 編集・発行 2018.8

 第100回全国高等学校野球選手権大会において準優勝を果たした金足農業高等学校。おすすめ本コーナーでは、その活躍をたたえ、甲子園特集号や県内の高校野球についての資料を紹介します(一部館内閲覧のみ)。

展示期間:2018年9月6日(木)~2018年10月2日(火)

報道写真集 金足農 感動の軌跡

『村を守る不思議な神様 あきた人形道祖神めぐり』

小松和彦/著 宮原葉月/絵 秋田人形道祖神プロジェクト発行 2018.7

 村の境界や三叉路など路傍に立ち、疫病や災厄から人々を守る道祖神。地域によって呼び方も形も異なるその中から、県内の人形道祖神を求め、旅する様子が描かれています。歴史や民俗学の話に加え、その地域に住む人々から聞いた話や道中立ち寄ったお店や出会った人のこともイラスト満載で紹介されています。
 おすすめ本コーナーでは、このほかに秋田の民間信仰について知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

 

展示期間:2018年8月2日(木)~2018年9月4日(火)

村を守る不思議な神様 あきた人形道祖神めぐり

『あきた浪漫 2018夏号(Vol.54)』

サキガケアドバ発行 2018.6

 13×18cmほどの小さなサイズの季刊誌。小ぶりとはいえ取り上げる内容は秋田の人や食、文化など充実しており、さらにそれぞれが2~3ページ程度にわかりやすくまとめられているので読みやすい。
 おすすめ本コーナーでは、これまで発行された「あきた浪漫」のほか、その中で取り上げられている秋田の人物や文化について知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

 

展示期間:2018年7月5日(木)~2018年7月31日(火)

あきた浪漫 2018夏号(Vol.54)

『八郎湖水質改善への提言 ―八郎湖水質改善がつながる秋田の未来―』

八郎湖水質改善サロン/[編] 八郎湖水質改善サロン発行 2018.3

 干拓前の5分の1ほどの大きさとなった現在の八郎湖の水質は、年々悪化し深刻なものとなっています。そのことに危機感をもった有志が「八郎湖水質改善サロン」を発足させ、子どもたちのために、より美しい湖と環境を残していくための勉強会を重ねた結果が本書です。
 おすすめ本コーナーでは、このほかに環境保護や水と生きものの関わりについて知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

 

展示期間:2018年6月7日(木)~2018年7月3日(火)

八郎湖水質改善への提言 ―八郎湖水質改善がつながる秋田の未来―