郷土資料担当おすすめ本

秋田県に関する資料の中から、月に一冊おすすめ本を紹介しています。

(おすすめ本は毎月、郷土資料担当おすすめ本コーナーに展示しています。)

郷土資料担当おすすめ本 『幸せの撮り書き帖』

 「幸せの撮り書き帖」 冨田義行/著 秋田文化出版 2024.8

東成瀬村に暮らす著者による、自身の生活や村の自然を綴った1冊です。2012年から2023年までにブログで発信した里山での暮らしを豊富な写真とともに紹介しています。家族との関わり合いや、四季の移り変わりが彩る村での日々を、著者は「幸せの宝箱」と称しています。

 10月の郷土資料おすすめ本コーナーでは、この本を中心に、秋田県内の町、村で暮らす人々の生活や自然について知ることのできる本をご紹介します。

展示期間:令和6年10月3日(木曜日)~ 令和6年11月5日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『みんなでつくる あきた図鑑』

 「みんなでつくる あきた図鑑」 AKITA“KARA”/発行 2024.3

私たちが普段当たり前に暮らしている秋田。その秋田で日々活躍する人や店、モノ、文化をどのくらい知っているでしょうか。“おいしい”“温かい”“おもしろい”秋田の人や店、知らない絶景、時代が流れても変わらないもの・・・。溢れる秋田の魅力が、県内在住の若者たちの手によって詰め込まれた1冊です。

 9月のおすすめ本コーナーでは、この図鑑とともに、秋田で活躍する人や店、モノなどをテーマにした資料をご紹介します。

展示期間:令和6年9月5日(木曜日)~ 令和6年10月1日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『ミサトとセッカのだいぼうけん』

 「ミサトとセッカのだいぼうけん」 秋田県美郷町/文 永田萌/絵 2024.3

美郷町が発信する、美郷の風景や自然を題材としたオリジナル絵本です。冒険好きな双子の妖精が四季を過ごす中で、町の自然や生き物たちとの出会いを経験していく物語となっています。巻末には、物語に登場した清水川や七滝山、ラベンダー、雁など、美郷に所縁のある動植物などの解説も盛り込まれており、子どもから大人まで美郷町のシンボルや有名スポットについて知ることができる1冊となっています。

 8月のおすすめ本コーナーではこの絵本を中心に、秋田を舞台とした絵本や秋田に所縁のある作者の児童書を紹介します。

展示期間:令和6年8月8日(木曜日)~ 令和6年9月3日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『微生物がつくる発酵ワンダーランド』

 「微生物がつくる発酵ワンダーランド」 今野宏/著 2024.3

人間の生活は微生物と非常に密接に関わっています。「細菌」や「カビ」と聞くとついマイナスなイメージになりがちですが、私たちの日常を助けてくれている一面があることを忘れてはなりません。本書では、そんな微生物たちの活躍の裏話が“ワンダーランド”のように色とりどりに紹介されています。目には見えない彼らの知られざる功績について触れてみてはいかがでしょうか。

 7月のおすすめ本コーナーでは、菌について研究する秋田今野商店(大仙市)の今野氏による著書や、県在住者による生活に役立つ微生物・菌の本、発酵食品などに関する資料を紹介します。

展示期間:令和6年7月4日(木曜日)~ 令和6年8月6日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『八郎潟文学誌』

 「八郎潟文学誌」 高橋秀晴/著 2024.3

秋田県の八郎潟は、かつての自然や風景、干拓などの歴史について長い年月の中で広く注目され、数多くの文芸家たちの手によってその姿が記録され続けてきました。この「八郎潟文学誌」では、伊藤永之介、千葉治平などの秋田に所縁のある人物はもちろん、与謝蕪村や田山花袋、司馬遼太郎といった日本を代表する文人たちも含め、文芸家がその目に映した八郎潟の姿について、原文の引用を踏まえながら克明に解説されています。

 6月のおすすめ本コーナーではこの本とともに、実際に本書の中で紹介されている文学作品や、当館で所蔵している八郎潟にまつわる資料を展示しています。

展示期間:令和6年6月6日(木曜日)~ 令和6年7月2日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『北東北 山々の輝き』

 「北東北 山々の輝き」 大川清一/著 2024.4

美郷町(旧仙南村)出身・在住の大川清一氏による写真集です。青森・岩手と共に秋田を代表する山々が掲載されており、鳥海山、秋田駒ヶ岳、森吉山など、山の生み出す四季や、その山頂からしか見ることの出来ない風景が巧みに紹介されています。空や雲海、霧、滝、木漏れ日といった、様々な自然と山が織りなすその一瞬は、まるで絵画のように鮮やかです。

 5月のおすすめ本コーナーではこの写真集と共に、秋田の山やその他自然をテーマにした図鑑や写真集を展示しています。

展示期間:令和6年5月9日(木曜日)~ 令和6年6月4日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『ことばの古代探訪』

 「ことばの古代探訪」 金子俊隆/著 2024.2

方言・地名・名字など、長年秋田を「ことば」という観点から見つめ続けてきた金子俊隆氏による言葉の探究書です。本書では、アイヌ語の発音を通して言葉が原始に持っていた意味を紐解き、日常に溢れている言葉の陰には沢山のアイヌ語が潜んでいることを指摘しています。私たち秋田県民が当たり前のように使う「シャッコイ(冷たい)」「バンゲ(晩)」などの秋田弁、保呂羽山・古四王神社といった秋田の土地や信仰を表す名前とアイヌ語の関係も紹介されており、秋田の言葉を普段と違う視点から捉え直すことのできる1冊です。

 4月のおすすめ本コーナーではこの本を中心に、秋田弁または秋田に縁深い地名や名字の由来といった、「秋田の言葉」に関する資料を展示しています。

展示期間:令和6年4月4日(木曜日)~ 令和6年5月7日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『秋田怪談』

 「秋田怪談」 鶴乃大助・戦狐・卯ちり/著 2024.2

秋田県に所縁のある著者が県内各地を巡り集めた秋田の怪異奇譚集です。県央・県南・県北の地区ごとに、秋田で起きたという奇怪な話・不思議な出来事が詰まっています。昔と現代双方の秋田の「奇々怪々」に浸ることができる1冊です。

 3月のおすすめ本コーナーではこの本を中心に、秋田にまつわる不思議な話・怖い話や伝承を集めた資料を展示しています。

展示期間:令和6年3月7日(木曜日)~ 令和6年4月2日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『9冠無敗』

 「9冠無敗」 田口元義/著 2023.12

秋田県立能代工業高等学校(現:秋田県立能代科学技術高等学校)のバスケットボール部における、必勝不敗の歩みとその裏側に迫った1冊です。田臥勇太をはじめとした能代工業のかつての選手や監督・マネージャー・対戦相手等のエピソード、高校バスケットボール界を制した常勝の時代と陰り、これからのバスケットボール部についてが盛り込まれており、巻末には、公式戦全試合結果や全国大会成績の一覧も記録されています。

 2月のおすすめ本コーナーではこの本とともに、秋田のスポーツに関する本の展示・貸し出しをしています。

展示期間:令和6年2月8日(木曜日)~ 令和6年3月5日(火曜日)

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郷土資料担当おすすめ本 『土に聴け あきた埋文40年 遺跡調査奮闘記』

 「土に聴け あきた埋文40年 遺跡調査奮闘記」 秋田県埋蔵文化財センター/編 2023.9

秋田県埋蔵文化財センターによる、職員の遺跡調査をコラムとしてまとめた記録集です。県内各所の遺跡について、発掘当時のエピソードや埋蔵文化財調査の意義、成果などが写真資料とともに綴られています。また巻末には埋蔵文化財センター職員による考古学関連のおすすめ本なども紹介されており、遺跡や埋蔵文化財に興味のある方におすすめの1冊となっています。

 1月のおすすめ本コーナーではこの本を中心に、秋田県の遺跡や考古学に関連する資料の展示・貸し出しをしています。

展示期間:令和6年1月4日(木曜日)~ 令和6年2月6日(火曜日)

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