運営方針

秋田県立図書館運営方針(令和5年度)

基本方針

県民一人一人の豊かな教養、文化、生活の向上に資するため、県内外の図書館、機関・団体等と連携し、図書館サービスの展開に努める。

重点目標

 新型コロナの感染症法上の位置付け変更後も感染防止対策を万全にしつつ、県民の生活、仕事、文化、読書活動を積極的に支援するための拠点として、資料や情報の収集と整理を行い、提供する。
 また、人と人とをつなぐ中核施設となるため、図書館の資源(人、資料、施設)の有効活用を図るとともに、対面とオンラインを併用して他の図書館、機関・団体、学校等と積極的に連携し、地域の諸課題解決を視野に入れた図書館運営を展開する。

重点事項

  1. 県民の生活、仕事、文化等を支援するサービスの充実
    感染防止に向けた取り組みを万全にしながら、県民の身近な生活や仕事上の課題解決及び文化活動を支援するため、一層のサービス充実を図り、図書館の様々な資料や情報を効果的に提供する。
  2. 市町村立図書館等の活性化
    「打って出る図書館」により、市町村立図書館等への支援を効率的に行い、職員の人材育成を図りながら、市町村立図書館等の活性化を図る。
  3. 学校図書館への支援充実
    県内高等学校、特別支援学校図書館等への支援を重点的に行い、学校司書の人材育成と、市町村立図書館等を通じた学校図書館の活性化を図る。
  4. 第3次秋田県読書活動推進基本計画の実施
    第3次秋田県読書活動推進基本計画に基づき、県立図書館及び県子ども読書支援センターの機能を活用して、県民の読書活動の推進を図る。
  5. 資料や情報の充実
    最新の資料やデータベースを充実させ、さらに課題解決支援コーナー等の資料、地域資料及び行政資料の収集に努める。
  6. デジタルアーカイブの充実
    秋田県立図書館デジタルアーカイブに、デジタル化された所蔵資料を計画的に登録し、その充実を図るとともに、その利活用を推進する。
  7. 行政機関、関係団体、民間企業、県内大学等との連携促進
    行政機関、関係団体、民間企業、県内大学等と様々な関連事業等により連携し、県立図書館のサービスや資料の提供を行う。
  8. 県立図書館職員の育成
    新しいサービスの提案や、積極的に外部と連携を行う図書館職員を育成する。
  9. 広報の充実
    アフターコロナの社会を見据え、ホームページ、Facebookページ、YouTubeチャンネルを有効活用するとともに、外部機関との連携を図りながら、図書館サービスや図書館活動状況をより詳細かつ積極的に発信する。
  10. あきた文学資料館の充実
    秋田の文学に関する資料の収集及びデータ整理を行い、その活用を積極的に図ることにより、県民の文学に関する研究、活動を支援する。