郷土資料担当おすすめ本

秋田県に関する資料の中から、月に一冊おすすめ本を紹介しています。

(おすすめ本は毎月、郷土資料担当おすすめ本コーナーに展示しています。)

2018年12月21日(金)~2019年2月5日(火)『物書きブライ漢 杉田瑞子 秋田出身の芥川賞候補作家』

石塚政吾/著 新典社/発行 2018.11

 秋田県出身の芥川賞受賞作家としては石川達三が知られていますが、受賞までは至らずとも候補として挙げられた優れた作家は他にもいます。それは第59回芥川賞候補になった杉田瑞子です。彼女の人生と作品を、金子洋文に宛てた手紙などをまじえ、たどっているのが本書になります。
 おすすめ本コーナーでは、そのほか秋田県出身と秋田ゆかりの芥川賞、直木賞受賞および候補作家の作品を展示・貸出いたします。

物書きブライ漢 杉田瑞子 [303KB]

2018年11月8日(木)~2018年12月9日(日)『菅江真澄と内田武志』

石井正己/著 勉誠出版/発行 2018.8

 菅江真澄の著作を現代語訳し、より身近なものとして世に知られるきっかけを作ったのは、不治の病、血友病のためにほとんど横になったままの内田武志でした。柳田国男や渋沢敬三、宮本常一らの協力のもと、妹ハチに支えながら、彼が研究に没頭するに至った経緯が綴られています。さらに没後190年をむかえ、これから菅江真澄をいかに地域資産として世界に発信していくべきかが提案されています。
 おすすめ本コーナーでは、内田武志の著作のほか、菅江真澄とその研究について知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

菅江真澄と内田武志

2018年10月4日(木)~2018年11月6日(火)『美術屋百兵衛 No.46(2018 Summer)』

麗人社 発行 2018.7

 各号で47都道府県のうち一か所を取り上げ、美術を中心にその地域の文化を取り上げる『美術屋百兵衛』。今回は、秋田蘭画や県内の美術館といった美術情報に加え、豊かな自然や食、文化、工芸品についての視点から見た秋田が特集されています。
 おすすめ本コーナーでは、本誌で取り上げられている秋田の美術や文化について知ることのできる資料を、あわせてご紹介します。

美術屋百兵衛 No.46(2018 Summer)

2018年9月6日(木)~2018年10月2日(火)『報道写真集 金足農 感動の軌跡』

秋田魁新報社 編集・発行 2018.8

 第100回全国高等学校野球選手権大会において準優勝を果たした金足農業高等学校。おすすめ本コーナーでは、その活躍をたたえ、甲子園特集号や県内の高校野球についての資料を紹介します(一部館内閲覧のみ)。

報道写真集 金足農 感動の軌跡

2018年8月2日(木)~2018年9月4日(火)『村を守る不思議な神様 あきた人形道祖神めぐり』

小松和彦/著 宮原葉月/絵 秋田人形道祖神プロジェクト発行 2018.7

 村の境界や三叉路など路傍に立ち、疫病や災厄から人々を守る道祖神。地域によって呼び方も形も異なるその中から、県内の人形道祖神を求め、旅する様子が描かれています。歴史や民俗学の話に加え、その地域に住む人々から聞いた話や道中立ち寄ったお店や出会った人のこともイラスト満載で紹介されています。
 おすすめ本コーナーでは、このほかに秋田の民間信仰について知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

村を守る不思議な神様 あきた人形道祖神めぐり

2018年7月5日(木)~2018年7月31日(火)『あきた浪漫 2018夏号(Vol.54)』

サキガケアドバ発行 2018.6

 13×18cmほどの小さなサイズの季刊誌。小ぶりとはいえ取り上げる内容は秋田の人や食、文化など充実しており、さらにそれぞれが2~3ページ程度にわかりやすくまとめられているので読みやすい。
 おすすめ本コーナーでは、これまで発行された「あきた浪漫」のほか、その中で取り上げられている秋田の人物や文化について知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

あきた浪漫 2018夏号(Vol.54)

2018年6月7日(木)~2018年7月3日(火)『八郎湖水質改善への提言 ―八郎湖水質改善がつながる秋田の未来―』

八郎湖水質改善サロン/[編] 八郎湖水質改善サロン発行 2018.3

 干拓前の5分の1ほどの大きさとなった現在の八郎湖の水質は、年々悪化し深刻なものとなっています。そのことに危機感をもった有志が「八郎湖水質改善サロン」を発足させ、子どもたちのために、より美しい湖と環境を残していくための勉強会を重ねた結果が本書です。
 おすすめ本コーナーでは、このほかに環境保護や水と生きものの関わりについて知ることのできる資料を展示・貸出いたします。

八郎湖水質改善への提言 ―八郎湖水質改善がつながる秋田の未来―

2018年5月3日(木)~2018年6月5日(火)『ばりこの「秋田の山」無茶修行』

鶴岡由紀子/著 無明舎出版発行 2018.4

 苦しい山登りをする人たちは、なんて酔狂なのかと思っていた著者が、ひょんなことから登山を始め、雪山登山や沢登りをするようになるまでの顛末と経験した山々の記録です。早春の雪山で道に迷い、沢登りでびしょ濡れになりながらも、次なる登山ルートを探して奮闘する姿は、ちょっとした冒険譚を読んでいるかのようです。
 おすすめ本コーナーでは、このほかに秋田の山とそこで出会える動植物についての資料を紹介いたします。

ばりこの「秋田の山」無茶修行

2018年4月5日(木)~2018年5月1日(火)『長岡安平』

浦﨑真一/著 長崎文献社発行 2017.12

 「千秋」、「横手」、「能代」、「真人」。これらの公園はすべて長崎出身の長岡安平が設計したもので、特に千秋公園は彼が全国へ活躍の場を広げるきっかけとなったとされています。当時東京府職員だった長岡が秋田で設計を手がけることとなった経緯はわかっていませんが、どういう考えの基で設計を行っていたかは本書に詳しく紹介されています。また、秋田では個人邸宅の庭園も数多く設計しています。そういったことに目を向けながら公園をゆっくり散歩してみるのも良いかもしれません。
 この他、県内にある公園や庭園について書かれた資料も紹介しています。ぜひ手にとってご覧ください。

長岡安平

2018年3月8日(木)~2018年4月3日(火)『秋田犬』

宮沢輝夫/著 文藝春秋発行 2017.12

 秋田犬に魅せられたヘレン・ケラー、リチャード・ギア、プーチン大統領…。海外で人気とされる一方、日本では大型犬である秋田犬を飼うことができる家庭が少なくなり、大幅な増加が見込めない状況にあります。本書では現在の秋田犬の姿ができあがるまでの歴史や海外での人気の理由、存亡の危機にある日本での現状について語られています。
 この他、秋田犬について書かれた資料も紹介しています。ぜひ手にとってご覧ください。

秋田犬