郷土資料担当おすすめ本
秋田県に関する資料の中から、月に一冊おすすめ本を紹介しています。
(おすすめ本は毎月、郷土資料担当おすすめ本コーナーに展示しています。)
郷土資料担当おすすめ本 『潮流計』
「潮流計」 荒谷紘毅/編著 イズミヤ出版/発行 2023.4
秋田移住定住総合支援センター理事長を務める著者の、2010年以降の雑誌・新聞投稿記事を集めた本です。スポーツや政治、世界情勢にまつわる時評から、秋田の商業・経済事情、人口減少や地域再生への見解等が凝縮されており、その鋭い文筆によって当時の世相を鮮明に思い出すことができる1冊となっています。
6月のおすすめ本コーナーは「潮流計」を中心に、2010年以降の「秋田の時事」を振り返ることの出来る資料をご紹介します。
展示期間:令和5年6月15日(木曜日)~ 令和5年7月4日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『菅江真澄事典』
「菅江真澄事典」 稲 雄次/編著 無明舎出版/発行 2023.3
三河国(現在の愛知県)に生まれた菅江真澄は江戸時代の国学者・紀行家であり、秋田県に関する記録を数多く残した人物です。「菅江真澄事典」は真澄による様々な手記に登場する語句や出来事、人名などを解説した1冊となっています。
5月のおすすめ本コーナーではこの事典を中心に、その生涯を旅に捧げた人物、菅江真澄にまつわる資料をご紹介します。
展示期間:令和5年5月11日(木曜日)~ 令和5年6月6日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『花嫁道中峠越え』
「花嫁道中峠越え」 藤原祐子/著 イズミヤ出版/発行 2023.1
新郎新婦が馬ぞりに揺られ峠を越え、地域の人びとがこれを祝うという昔ながらの婚礼風景を再現した「花嫁道中」。秋田県羽後町に伝わる行事です。本書はこの伝統行事について、実際に祝辞や仲人を務めた著者の経験を含め、民俗学的な視点から綴られた一冊となっています。
4月のおすすめ本コーナーでは、秋田の伝統的な祭事や信仰・儀礼、風俗習慣等をテーマにした本をご紹介します。
展示期間:令和5年4月6日(木曜日)~令和5年5月9日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『句集 天獄書』
安井浩司/著 金魚屋プレス日本版/発行 2022.11
2022年1月、85歳で亡くなった安井浩司は能代市出身の俳句作家であり、長く秋田市に住んでいました。「天獄書」は安井が生前にまとめた最後の句集であり、651句が収められています。
3月のおすすめ本コーナーでは秋田の俳人・安井浩司に関係した資料を中心に、秋田に所縁のある俳句の本を展示します。
展示期間:令和5年3月2日(木曜日)~令和5年4月4日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『からだと心を整える食薬スープ』
大久保愛/著 PHPエディターズ・グループ/発行 2022.8
食生活の見直し・改善をはかり、習慣づける。簡単そうで中々難しいことですが、これを特別な食べ物やメニューでなく、身近にある食材、家庭で作れるスープで実現しようという1冊です。
2月のおすすめ本コーナーでは大久保氏による「食薬」の本を中心に、家庭で簡単に作れる料理の本を展示します。
展示期間:令和5年2月2日(木曜日)~令和5年2月28日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『私立探検家学園1 はじまりの島で』
斉藤倫/著 福音館書店/発行 2022.10
山奥にある探検家を目指すための”私立探検家学園”。小学校5年生の松田コロンはこの「ちょっと普通じゃない」学校で色々な国から集められた子どもたちと変わった授業を受けていくが、ようやく生活に慣れ始めた頃、先生からあるミッションを言い渡され…!?
12・1月のおすすめ本コーナーでは冒険・探検をテーマにした本を中心に、秋田県出身作家の児童書をご紹介します。
展示期間:令和4年12月15日(木曜日)~令和5年1月31日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『車窓の風に吹かれて 作家たちの鉄道旅』
「旅と鉄道」編集部/編 天夢人/発行 2021.3
作家やエッセイストたちが自身の鉄道旅を綴った1冊です。秋田については北尾トロ氏の花輪線の紀行記録が掲載されている他、全国の廃止された懐かしの線路、今は残っていない駅の風景など、日本各地の鉄道に思いを馳せることができます。
11月のおすすめ本コーナーではこの本を中心に、秋田に関連深い鉄道の資料をご紹介します。
展示期間:令和4年11月3日(木曜日)~令和4年12月6日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『軌跡 -襷の記憶-』
本荘由利長距離・駅伝OB会有志の会/発行 2022.8
由利本荘市西目地域で開催されている「小砂川~本荘間駅伝競走大会・コロニー駅伝競走大会」の記念誌です。1952年に始まり、約70年続く駅伝競走の記録や歴史がつまった1冊となっています。
10月のおすすめ本コーナーではこの他、秋田に関連したスポーツ大会や競技、および秋田のスポーツ団体等に関する資料をご紹介します。
展示期間:令和4年10月6日(木曜日)~令和4年11月1日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『秋田 道路元標&旧町村抄』
佐藤晃之輔/著 秋田文化出版(株)/発行 2022.7
秋田県内に今も残存する28個の道路元標が、その風景とともに写真で紹介されています。今は無き町村も含めた県内各市町村の役場跡地や学校、人口の移り変わり等についてもまとめられた1冊となっています。
9月のおすすめ本コーナーではこの他、秋田の目印となる標識・塚についての資料や、作者の他の著書をご紹介します。
展示期間:令和4年9月8日(木曜日)~令和4年10月4日(火曜日)
郷土資料担当おすすめ本 『常陸之佐竹 第1~10号』
常陸佐竹研究会/発行 2013.2~2022.4
常陸佐竹研究会による佐竹氏とその一族・家臣に関する事跡や社会・経済・文化についての研究・調査をまとめた刊行物です。佐竹氏の常陸国時代の隆盛と終焉はもちろん、出羽国転封後についてや、佐竹氏を軸とした常陸太田と秋田の結びつきに関する記述など、秋田に関連深い内容も豊富なシリーズとなっています。
8月のおすすめ本コーナーではこの他、秋田と佐竹氏に関連する資料をご紹介します。
展示期間:令和4年8月4日(木曜日)~令和4年9月6日(火曜日)