特別展示

平成21年度第2回特別展示(110周年記念) 「秋田県立図書館貴重資料展」

展示テーマ  「秋田県立図書館貴重資料展」

明治32年(1899)の創立以来、当館では資料の収集と保存、提供に努め、現在では約70万冊の所蔵があります。

今回は110周年を記念し、所蔵資料の中から、小田野直武写図による『解体新書』や平田篤胤の著述版木など、日頃書庫に保管され皆さまの目に触れる機会の少ない貴重な資料を、多数ご紹介いたします。

これらの資料を通して、県立図書館の歴史を感じていただければ幸いです。

期間 平成21年10月2日(金)~平成21年10月31日(土)
場所 秋田県立図書館 2階 特別展示室
時間 午前9時半~午後5時
入場料 無料

~主な展示資料~

  • 『御曹子島渡り』
  • 『解体新書』 キュルムス著
  • 佐竹義宣書状
  • 『佐竹本三十六歌仙 上下』 土屋秀禾木版模写絵巻
  • 『羽州久保田大絵図』 古内堯康筆
  • 『霊能真柱』 平田篤胤著
  • 『霊能真柱』版木
  • 『石川理紀之助百歌集』 石川理紀之助書

秋田県立図書館所蔵『虫譜図説』から

平成21年度第1回特別展示「奈良大和路仏像ポスター展」

展示テーマ  「奈良大和路仏像ポスター展」

奈良県図書情報館のご協力をいただき、奈良の歴史、文化、芸術の奥深さや豊かさを実感することができる仏像ポスターを展示します。

期間 平成21年8月7日(金)~平成21年8月19日(水)
場所 秋田県立図書館 2階 特別展示室
時間 午前10時~午後5時
入場料 無料

~主な展示ポスター(奈良県図書情報館所蔵)~

  • 「盧舎那仏像」 東大寺金堂 入江泰吉撮影
  • 「救世観音像」 法隆寺
  • 「薬師如来坐像」 薬師寺 小川光三撮影
  • 「阿修羅像」 興福寺 入江泰吉撮影
  • 「盧舎那仏坐像」 唐招提寺 小川光三撮影
  • 「釈迦如来坐像」 室生寺 永野太造撮影

他19点

第34回秋田県芸術選奨 受賞記念展

平成20年度第34回秋田県芸術選奨を記念し、受賞作品及び関係資料を展示いたします。

期間 平成21年2月10日(火)~2月27日(金)
場所 秋田県立図書館 2階 特別展示室
時間 午前9時30分~午後5時(最終日は正午まで)
入場料 無料

受賞者一覧

絵画 工藤 敬子 「混在する風景Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」
短歌 すずき いさむ 歌集「混交林の下道」
邦舞 藤間 静蘭 義太夫「猩々」
放送 利部 昭勇 民放ラジオ番組「熊谷先生の平和の鐘」
特別賞
(ふるさと文化賞)
秋田市管弦楽団  

平成20年度第2回特別展示「福田豊四郎 文学を描く-絵本の原画・小説の挿絵-」

展示テーマ
「福田豊四郎 文学を描く -絵本の原画・小説の挿絵-」

わが国近代の書籍、雑誌など刊行物を彩る挿絵等は、明治時代の初めは江戸から続いてきた浮世絵師の仕事でした。それが、明治20年代に入って出版が盛んになるにつれ日本画家たちが挿絵を担当するケースが増えてきます。30年代になると洋画家たちも小説の挿絵を描き始め、明治33年創刊の雑誌「明星」の挿絵画家に洋画家長原孝太郎が迎えられたことなどから、ますます挿絵界に洋画家が携わるようになりました。そして大正・昭和になると、写真や印刷の技術が進歩するにつれて刊行物に著しいビジュアル化が広がり、数多くの画家たちが文学の世界に進出し、こうした文学と美術の盛んな交流は現在にまで及んでいるのです。

秋田出身の画家では、日本画家福田豊四郎が目立って挿絵等の制作で活躍しており、昭和時代に描いた新聞、雑誌連載小説等の挿絵、本の表紙絵、絵本原画が数多く遺されています。このような彼の精力的な挿絵の制作ぶりは、単に画家のサイドビジネスなどでは決してなく、彼自身が『美しさはどこにでも』『わがうたはふるさと』などを著していることからも肯けるように、文学への並々ならない関心の高さや文学者との厚い交流によるものと考えられます。また、これら挿絵等は、日本画家が小説を読み解きイメージした情景であり、まさに“文学を描く”そのものなのです。

ここでは、福田が残した膨大な挿絵等の原画から、木下順二・文「夕鶴」の原画、朝日新聞連載小説三浦綾子「氷点」挿絵などを選りすぐって展示いたします。これにより、日本画家が小説読み、そこからイメージした情景を小さな一枚の絵に昇華する、まさに“文学を描く”のエッセンスをご覧いただくものです。

期間 平成20年12月9日(火)~平成21年1月25日(日)
場所 秋田県立図書館 2階 特別展示室
時間 午前10時~午後5時
入場料 無料

~主な展示資料~

  • 絵本原画  :木下順二・文「夕鶴」
  • 小説挿絵原画:三浦綾子「氷点」・井上 靖「あした来る人」
    今 日出海「チョップ先生」・沢野久雄「火口湖」(約50点)

<関連事業>

秋田ふるさとセミナー「 秋田の近代美術を語る」
講師 秋田県立近代美術館 主幹 太田和夫

  • 開催日時/ 平成21年1月14日午後1時30分~午後3時
  • 開催場所/秋田県立図書館3階多目的ホール
  • 申し込み/別紙申込書
  • による

平成20年度第1回特別展示「佐竹本三十六歌仙の画家、土屋秀禾の世界」

展示テーマ  「佐竹本三十六歌仙絵巻の画家、土屋秀禾の世界」

館所蔵資料のひとつである「佐竹本三十六歌仙木版模写絵巻」は、原本が佐竹藩で長年に渡って保管されてきた資料であり、木版模写絵巻の作者である土屋秀禾(つちや・しゅうか)は、秋田市楢山出身の画家です。この木版模写絵巻は、一般に公開される機会が少なく、当館の所蔵資料であることも広く知れられていません。そこでこの模写絵巻および土屋秀禾が描いた画10点を紹介し関連資料と共に展示いたします。

期間 平成20年7月2日(水)~平成20年7月27日(日)
場所 秋田県立図書館 2階 特別展示室
時間 午前10時~午後5時
入場料 無料

~主な展示資料~

  • 秋田県立図書館所蔵
    「佐竹本三十六歌仙」上下 土屋秀禾木版模写絵巻
  • 秋田市斉藤真造氏所蔵
    「佐竹本三十六歌仙」上下 土屋秀禾木版模写絵巻
  • 三十六歌仙歴史美術愛好会寄託「土屋秀禾掛軸」4幅
  • 平山幸子氏寄託「土屋秀禾掛軸」 6幅
  • 野崎文隆氏模写絵「小野小町図」
  • 秋田県立図書館所蔵
    絵巻関連資料の紹介(田中親美模写本、土屋秀禾関連資料)
  • 秋田県立図書館所蔵「佐竹本三十六歌仙」絵巻印刷パネル

秋田県立図書館所蔵佐竹本三十六歌仙模写絵巻から

平成19年度第2回特別展示「秋田懐古堂-昔の秋田を身近な資料から知る-」

展示テーマ  「秋田懐古堂-昔の秋田を身近な資料から知る-」

明治以降の秋田に関連する当館所蔵の郷土資料の中から、写真、チラシ、チケット、ハガキ等明治・大正・昭和のそれぞれの時代を反映する身近な資料を取り上げて秋田の文化を紹介します。

期間 平成19年12月20日(木)~平成20年1月27日(日)
場所 秋田県立図書館 2階 特別展示室
時間 午前10時~午後5時
入場料 無料


<展示資料のチラシから>

~主な展示資料~

  • 秋田倶楽部の写真、パンフ
  • 川反芸者の絵はがき
  • 勝平得之のハガキ
  • 昔の観光地図
  • あきたふるさとかるた等
  • 土に生きる 勝平得之 東宝映画のタイトル画
  • 石井漠 催承喜  チラシ、チケット
  • 絵はがき
  • 商店街のチラシ
  • 東海林太郎色紙等
  • ひかり座、松竹座、ニュース座、秋田記念館講演 昭和12年頃
    チラシ、チケット、ポスター
  • 展示物に合わせた新聞切り抜き等
    63件 235点

平成19年度第1回特別展示「秋田県立図書館所蔵-絵入り古文書展-」

展示テーマ  「秋田県立図書館所蔵-絵入り古文書展-」

県立図書館は、? 明治32年に開館しま したが、この時期に多数の古文書や貴重書が収集されています。
今回の特別展示では、これらの資料の中から、絵入り本を中心とした資料を展示します。

期間 平成19年6月5日(火)~7月22日(日)
場所 秋田県立図書館 2階 特別展示室
時間 午前10時~午後5時
入場料 無料


貴ふ祢(奈良絵本)

~主な展示資料~

次の所蔵資料について、原本、解説、パネルにより、紹介します。

解体新書 医学書(写図入り) 全5巻
本草図譜 植物図鑑 全75巻
蟲譜図説 虫の図録 全12巻
うないのとも 昔の子どものおもちゃの本 全6巻
貴ふ祢 奈良絵本 1巻
箱根七湯集 絵図入りの観光案内 全10巻