子どもに読んであげたいこの一冊~支援員お薦めの本~(およそ小学校中学年)

  タイトル・著者・出版者 支援員コメント
あさの絵本 「あさの絵本」
作・谷川俊太郎 写真・吉村和敏
(アリス館)
朝の光の美しさ。静かなひとときが短い言葉と写真で表現されています。小学校中学年からもっと巾広い年齢まで楽しめます。
あらしのよるに 「あらしのよるに」
文・木村裕一 絵・あべ弘士
(講談社)
あらしの夜、暗やみの中、お互いを知らぬまま、オオカミのガブとヒツジのメイは励ましあって友だ ちになります。あくる日、「あらしのよるに」という合い言葉を決めて、また会う約束をした二人はどうなるでしょうか?
ウェン王子とトラ 「ウェン王子とトラ」
作/絵 チェン・ジャンホン
訳 平岡敦
(徳間書店)
昔 子どもを殺されたトラは人間を憎み次々と村をおそいます。困りはてた王様はウェン王子をトラの住む森へさしだしました。トラに育てられた王子は強くて優しい少年になっていきます。繊細で迫力のある絵も心をとらえます。
おんちのイゴ-ル 「おんちのイゴ-ル」
作/絵・きたむらさとし
(小峰書店)
歌が大好き。でも調子はずれで笑われてばかり。鳥のイゴ-ルは歌を歌わない所をめざして旅に出ます。そして、そしてだれもいない岩の上で思いっきり歌ったイゴ-ルに起ったことは?絵が物語をいっそう楽しくしています。
けんかのきもち 「けんかのきもち」
文・柴田愛子 絵・伊藤秀男
(ポプラ社)
けんかは素手でやる、1対1でやる、どちらかが やめたくなればやめる、これがけんかの約束。まるごとでつきあう気持ちよさが伝わります。
同じ作者で「ぜっこう」もあります。
としょかんライオン 「としょかんライオン」
作 ミシェル・ヌ-ドセン
絵 ケビン・ホ-クス
訳 福本友美子
(岩崎書店)
図書館にライオンがやってきました。図書館のきまりをまもり、子どもたちとも仲よくなります。ところが、きまりをやぶって走ってしまい、図書館から出ていきます。どうして走ってしまったのでしょうか?あともどって来ないのでしょうか?
ツバメのたび 「ツバメのたび」
作・鈴木まもる
(偕成社)
5月から7月にかけて空中飛行するツバメ。ユ-ラシア大陸から5千キロの旅をしながら日本にやってきます。旅の様子やツバメの巣づくり、子育ての様子を目と心で感じとることができます。
八郎 「八郎」
作・齋藤隆介 画・滝平二郎
(福音館書店)
秋田弁で書かれた創作民話。大きくなりたい山男八郎は、家一軒入るほどに育ちます。ある日、おとうの田が海の水をかぶると泣いているわらしっ子のために、海へ入って行きます。八郎はどうなったでしょうか?木版画が迫力と優しさを伝えます。
1つぶのおこめ 「1つぶのおこめ」
作・デミ 訳・さくまゆみこ
(光村教育図書)
人々の生活を考えないとてもケチな王様がいました。村の娘・ラ-ニは、その王様から米を取り返すため、ある計画をたてます。1日目は1粒・2日目は倍の2粒・その次の日は4粒・・・さて、30日目には何粒になるかな?
やまとゆきはら(大和雪原) 「やまとゆきはら(大和雪原)」
作・関屋敏隆
(福音館書店)
1910年(明治43年)、秋田県出身の白瀬のぶは、日本初の南極探検隊長として日本を出発。漁船を改良した小さな帆船での航海、上陸後の零下25度の吹雪の中の行進など多くの苦難を乗り超えて、見渡す限りの大雪原を「大和雪原」と名付けた物語。
うえきばちです 「うえきばちです」
作/絵・川端誠
(BL出版)
表紙にかわいいうえきばち。土を入れてすきなものを植えました。やがて「め」が出て・・・あれれれ?「は」がでて・・・あれれれれ?
おとなも子どももいっしょに楽しめます。
おおきな木 「おおきな木」
作/絵 シェル・シルヴァスタイン
訳 村上春樹
(篠崎書林)
りんごの木が大好きな男の子。困った時りんごの木にやってきて、実、枝、幹、を次々ともらっていく。年月が流れ、男の子は老人となって木の前に現れますが・・・。
かえるをのんだととさん 「かえるをのんだととさん」
作・日野十成 絵・斉藤隆夫
(福音館書店)
ととさんの腹が痛くなりました。和尚さんに相談して、悪さをする腹の虫を退治するため、かえるを飲み込み、次はへび、きじ、漁師、最後は鬼。さて、その鬼はどうなったでしょうか?腹痛は治ったでしょうか?
貝の子プチキュー 「貝の子プチキュー」
作・茨木のり子 絵・山内ふじ江
(福音館書店)
プチキュウはひとりぼっちのちいさな貝の子。波が「つまらないなあ、どこへもいけないから」と歌っています。それを聞いてプチキュウは「ぼくは歩けるんだ」と深い海にはいって、いろんな出会いをします。
くまの楽器店 「くまの楽器店」
作・安房直子 絵・こみねゆら
(小学館)
お店のかんばんは「ふしぎや」。たしかに、くまにすすめられた楽器を鳴らすとふしぎなことがおこります。やわらかなタッチの絵とおはなしに、心が優しくなります。
たのきゅう 「たのきゅう」
作/絵・川端誠
(クレヨンハウス)
徳島の田能村の久平さんは、「たのきゅう」とよばれる「たのきゅう一座」をひきいる人気役者。旅の途中「うわばみ」に食べられそうになるが、得意の芝居で難を逃れます。ハラハラドキドキの落語絵本。
注文の多い料理店 「注文の多い料理店」
作・宮澤賢治 画・小林敏也
(パロル舎)
二人の若い紳士が鉄砲を打ちに山奥まで入り、道に迷ったとき、「西洋料理店・山猫軒」を見つけます。入ろうとする扉には「髪をキチンとして、はき物の泥を落として」などの注文が次々でてきます。二人は食事をすることができたでしょうか?
トッケビのこんぼう 「トッケビのこんぼう」
文 チョン・チャジュ
絵 ハン・ビョンホ
訳 ふじもとともみ
(平凡社)
昔、正直で親思いの若者が山に入ってたき木をひろっているうちに暗くなってしまった。古い山小屋に入って休んでいると、そこへトッケビたちが帰ってきて・・・。さて何がおこったかな?とちゅうから本をさかさまに読むのがおもしろい。
ひとりぼっちの白い子ラクダ 「ひとりぼっちの白い子ラクダ」
絵 Sh・ガンボルド
訳/再話 Ts・ホンゴル
(ネット武蔵野)
白い母ラクダと子ラクダは王様の命令でむりやり引きはなされました。子ラクダはお母さんに会いたくて追いかけますが、おおかみや大きな赤い海に行く手をさえぎられます。お母さんに会えるのでしょうか?
むしをたべるくさ 「むしをたべるくさ」
文・伊地知英信 写真・渡邊弘晴
ふしぎいっぱい写真絵本
(ポプラ社)
ウツボカズラ・ハエトリグサ・モウセンゴケ・サラセニア・・・。食虫植物のふしぎを写真で紹介している科学絵本です。
ゆずちゃん 「ゆずちゃん」
文・肥田美代子 絵・石倉欣二
(ポプラ社)
阪神淡路大震災で命を奪われた1年生のゆずちゃん。夢は、風船屋さんになって世界中の子どもたちを励ますことだった。命とその夢をいたみながら、ゆずちゃんに届けと空いっぱい飛ばす風船が美しい。
うまかたとこだぬき 「うまかたとこだぬき」
文・香山美子 画・野村たかあき
(教育画劇)
いじめられていたこだぬきをうまかたが助けた。その夜たぬきの親子が来てお礼にこだぬきをおいていった。ある日、家賃をさいそくに来た大家さんに、恩返しにとこだぬきがばけた小判を渡した。こだぬきとうまかたはどうなるのかな?
おばけバッタ 「おばけバッタ」
作・最上一平 絵・石井勉
(ポプラ社)
なかなかお目にかかれない、あこがれのトノサマバッタ。それをつかまえた勇一はじまんげに見せつけるのに、ぜったいさわらせてくれない。頭にきたわたるは、そんなつもりはなかったのに思わず・・・。
田んぼのきもち 「田んぼのきもち」
作・森雅浩 絵・松原裕子
(ポプラ社)
田んぼが語り始めます。自分が田んぼになった時のこと。お百しょうや虫や鳥たちと過ごした幸せな時のこと。いつしか、だれもこなくなったこと。長いねむりについた田んぼはある日、再び目をさまします。
ハガネの歯 「ハガネの歯」
作 クロード・プージョン 訳・末松氷海子
(セーラー出版)
「わしも若いころは、ナイフのようにするどくてまっ白い歯が、いっぱいあった。そして、ずばぬけて強かった。だがな・・・。」とうとう歯が1本になるまでのできごとを、おじいさんがまごに話します。
ピパルクとイルカたち 「ピパルクとイルカたち」
作 ジョン・ヒンメルマン 訳・はねだせつこ
(岩崎書店)
1984年ロシアでの本当の話がもとになっています。ピパルクは寒い村の女の子。生まれてはじめてお父さんと狩りの旅に出ます。イヌたちに連れられて行くと、シロイルカが氷の穴にたくさん閉じ込められています。1頭も残さずに助けだそうとします。
へいわってどんなこと? 「へいわってどんなこと?」
作・浜田桂子
(童心社)
ペ―ジを開くたびに「平和ってこんなことなのね」と共感し、平和と命のつながりと大切さを考えていく。日・中・韓の絵本作家が子どもに送る平和絵本シリ―ズの12冊のうちの一冊
ぼくと弟はあるきつづける 「ぼくと弟はあるきつづける」
作・小林豊
(岩波書店)
ぼくと弟は戦争のため、いなかのおじいちゃんの家で暮らすことになった。ところがおじいちゃんがなくなり、生きるために残されたものを売ったり、畑仕事を手伝ったりして、両親と会える日を待ち続けた。
ほんとうのハチ公ものがたり 「ほんとうのハチ公ものがたり」
作・綾野まさる 画・日高康志
(ハート出版)
秋田で生まれた秋田犬、ハチ。東京渋谷に住む上野博士にもらわれ、毎日渋谷の駅に送り迎えをしていた。博士がなくなってからも、毎日待ち続ける、けなげなハチ公の物語です。
もりのねこ 「もりのねこ」
文・工藤有為子 絵・あべ弘士
(小峰書店)
キエシェはもりのねこ。りょうしごやのやねうらにすんでいる。キエシェにはりっぱなしごとがある。そのしごとはね・・・。やさしさとたくましさを感じるおはなしです。
ヨンイのビニールがさ 「ヨンイのビニールがさ」
作 ユン・ドンジェ 絵 キム・ジェホン
訳 ピョン・キジャ
(岩崎書店)
ヨンイは韓国の小学生の女の子。雨降りの月曜の朝、濡れて座って眠っているおじいさんを見かけたヨンイは・・・。本当の優しさと豊かさが伝わってくる絵本です。
えんまとおっかさん 「えんまとおっかさん」
作・内田麟太郎 絵・山本孝
(岩崎書店)
一度も会ったことがないまぼろしのおっかさん(おかあさん)。えんま大王はずっとこいしく思っていました。そのおっかさんにそっくりのおばあさんが目の前に。地ごくに落としたくないえんま大王は思わず・・・。
いまはむかし さかえるかえるのものがたり 「いまはむかし さかえるかえるのものがたり」
作・まつおかきょうこ 絵・馬場のぼる
(こぐま社)
いばりんぼで、自分のことしか考えないかえるのとのさまのいる町は、貧しくさびれていました。ある日、とのさまはとんでもないいたずらを思いつきます。はたしてその結果は?・・・かえるづくしの楽しい絵本です。
おれはなにわのライオンや 「おれはなにわのライオンや」
文・さねとうあきら 絵・長谷川知子
(文溪堂)
戦争がはげしくなり、動物園の動物たちはみな、おなかがペコペコです。飼育係に、日本は今非常時だからと聞いたライオンは「ようし、おれもてきをやっつけたるわい!」とはりきったのですが・・・。
どーんちーんかーん 「どーん ちーん かーん」
作・武田美穂
(講談社)
ばかされるって知ってる? これはきつねにばかされた、山ぶしさんのおはなし。「どーん ちーん かーん」の音のあとにあらわれたものは・・・。
ヘレン・ケラーのかぎりない夢

「ヘレン・ケラーのかぎりない夢 見る・聞く・話す・読む・書く・学ぶ夢に挑戦した生涯」
文 ドリーン・ラパポート
絵 マット・タヴァレス
訳 もりうちすみこ
(国土社)

1歳で高熱におそわれ、見る・聞く・話すことができなくなったヘレン。サリバン先生との運命の出会いが、生き方をかえていきます。ヘレンの希望にあふれる言葉で語られている伝記です。
うそ 「うそ」
作・中川ひろたか 絵・ミロコマチコ
(金の星社)
『うそ』をついていない人なんている?・・・という疑問からはじまるお話。『うそ』をつくことはいけないことだけど、人をよろこばす『うそ』や何かを守りたいときの『うそ』もある。「『うそ』ってなんどろう」「人ってなんだろう」と問いかけています。『はじめてのテツガクえほん』シリーズの一冊。
商人とオウム 「商人とオウム ペルシャのおはなし」
文 ミーナ・ジャバアービン
絵 ブルース・ホワットリー
訳 青山南
(光村教育図書)
今から約700年前、ペルシャ(今のイラン地方)の詩人が歌った有名なお話。ふるさとの森で自由に友だちと飛び回りたいオウム。けれどもオウムのおかげでお金持ちになれた商人はかごから放してくれません。そこでオウムが考え出したことは・・・。色彩ゆたかな絵本です。
ともだちからともだちへ 「ともだちからともだちへ」
作 アンソニー・フランス
絵 ティファニー・ビーク
訳 木坂涼
(理論社)
差出人のない手紙をもらった“パジャまんま”のねずみくんは、パジャマをぬぎすて外に飛び出し手紙の主を探しはじめます。ほんとうのともだちって?
つなみ てんでんこ はしれ、うえへ! 「つなみ てんでんこ はしれ、うえへ!」
文・指田和 絵・伊藤秀男
(ポプラ社)
2011年3月11日。あの日、子どもたちが必死に自分たちの命を守りぬいたお話です。自分自身を守ることが、人を守ること。それが昔から言い伝えられている『つなみ てんでんこ』なのです。