郷土資料担当おすすめ本 『クマはなぜ人里に出てきたのか』

 「クマはなぜ人里に出てきたのか」 永幡嘉之/文・写真 2024.10

近年、人の生活圏内におけるクマの出没が全国的に注目され、秋田県でもその目撃情報や被害件数が急増しています。本書では、秋田県を含めた現場から見えてくる野生のクマの生態と特徴、なぜ秋田県内でクマが大量出没しているのかが考察されています。山形など近隣の県との比較や駆除・狩猟のしくみ、環境保全・共存の難しさとこれからについて、長年動植物の調査・撮影に携わってきた著者が独自の視点からまとめた1冊となっています。

 12月のおすすめ本コーナーではこの本を中心に秋田とクマに関する資料や、マタギの本を展示します。

展示期間:令和6年12月5日(木曜日)~ 令和7年1月7日(火曜日)

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