郷土資料担当おすすめ本「クマが棲む街で」
『クマが棲む街で』 秋田魁新報「クマ問題」取材班/著 秋田魁新報社/発行 2026.3
2025年、全国の中でも秋田県ではクマの出没が多く見られました。さらに今年は県内で目撃件数が増加していることから、過去最も早く「ツキノワグマ出没注意報」が発令されました。(※4/14に「ツキノワグマ出没警報」に変更。)しかし、市街地へのクマの出没は、ここ数年で急に増えたわけではありません。
本書には、2017年からここ10年ほどの間に秋田魁新報に掲載されたクマに関する連載記事がまとめられています。記事からわかるのは、人口減や里山の放置などにより、数十年に渡ってクマの生息域と人の生活圏の境界が曖昧になってきた様子です。正しい知識をつけることの重要性や今後、私たちがこの問題にどう向き合っていけばよいのかなどを考える一助となる一冊です。
5月のおすすめ本コーナーでは、このほかにクマの生態やクマ問題について知ることのできる本を展示します。
展示期間:令和8年5月8日(金曜日)~ 令和8年6月2日(火曜日)