郷土資料担当おすすめ本「蒐集がアートになるとき」

 『蒐集がアートになるとき』 服部浩之/著 油谷満夫/蒐集・語り 岩根愛/写真 秋田魁新報社/発行 2026.9

 本書は、70年以上にわたって「東北の庶民の生活を伝えるもの」を集めてきた油谷満夫さんの蒐集物の数々と今に至るまでの軌跡について聞き書きしたものです。日常的に使用されてきた着物や履物、農具などは、一般的に価値あるものとみなされず、その役目を終えると捨てられてしまうものですが、油谷さんが集めた六十万点とも言われるコレクションは、数を増すことで民俗的、歴史的な資料としての価値を高めたと言えます。私たちはそれら地域の財産をどのように残し、活かしていくべきなのかを問いかける一冊となっています。

 11月のおすすめ本コーナーでは、このほかに、昔の道具や暮らしなどについて知ることのできる本を展示します。

展示期間:令和8年11月5日(木曜日)~ 令和8年12月1日(火曜日)

展示の写真